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ブラジル農業
ブラジル農業は、過去20年間のブラジルにおいて、最も発展を遂げた産業である。
1500年代にポルトガルの植民地になってから、1930年代後半まで、ブラジル経済は第1次産業の輸出に依存してきた。ポルトガルは、ブラジルを原料供給地と位置づけていた。また、1950年からの55年間に、ブラジルの人口は毎年2%の割合で増加しており、従って食料需要の増大に伴う農業生産の強化策を推進してきた。しかし農地の拡大の理由により、アマゾンなどの森林地帯を農地へ転換するための環境破壊が容認されていたのも事実である。
しかし、未開拓地の農地転換や農牧研究公社による種子の開発によって、ブラジル農業は発展してきた。1990年代に入ると、ブラジル経済の自由化による穀物メジャーのブラジル参入などの新たな動きも見られた。これらの動きはブラジル農業を活性化に導き、2005年の世界の農産物輸出において、ブラジル農業は、世界の上位5位に入る程の成長を見せている。
現在のブラジル農業生産で特出しているものに、サトウキビの生産が挙げられる。ブラジル農業によるサトウキビの生産は、世界のサトウキビ市場の約20%を占めており、世界第1位の規模である。更に、大豆と牛肉の生産がアメリカに次ぐ世界第2位の規模を誇り、ブラジル農業の要となっている。その他のブラジル農業生産品目としては、鶏肉、砂糖、トウモロコシなどがある。また、日本へのブラジル農業製品の輸出としては、大豆、鶏肉が上位を占めている。
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