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ブラジル企業
BRICsの一国として高い経済成長を見せるブラジルでは、ブラジル企業の台頭も顕著である。現在、ブラジル企業の海外展開が進んでおり、ブラジル企業は、海外の競合企業買収や事業拡大のための海外進出を図っている。特に大手のブラジル企業が、海外展開を積極的に実施している。
国際的に活発なブラジル企業は、航空機製造業、鉱業、石油などの資源系企業、ビール・飲料企業などが挙げられる。海外直接投資先は、カリブ海諸国やウルグアイなどが多いがこれは主としてタックスヘイヴンとしての税金回避のための投資である。その他には、スペイン、アルゼンチン、米国、ポルトガルなどへの投資額が多い。
ビール・飲料大手のアンヴェブは、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ベネズエラに工場を保有している。資源メジャーのヴァーレは、アメリカに2つ、フランスに1つ、アルゼンチンに1つ、バーレンに1つの海外工場を持ち、その外に米国、ブラッセル、東京と上海に駐在員事務所を保有している。
バンコデブラジル(ブラジル銀行)は、アフリカを除く世界中に32支店を設置している。日本には東京と名古屋に支店、浜松に出張所がある。
小型ジェット機メーカーのブラジル資本の企業であるエンブラエルは、ブラジル最大の輸出企業である。エンブラエルは、中型航空機市場にて高いシェアを持っており、世界第4位の航空機メーカーである。2003年には、中国において中国企業との合弁会社を設立している。
石油関連の国営ブラジル企業であるペトロブラスは、アルゼンチンのペレス・コンパンクの買収で知られているが、その他にも同社の子会社であるブラスペトロ、ガスペトロ、ペトロブラス・ディストリビューション等が、イギリス、アメリカ、キューバ、ペルー、エクアドル、ボリビア、コロンビア、アルゼンチン、トリニダード・トバゴ、リビア、ナイジェリアなどに進出している。2007年には、沖縄の石油精製企業である南西石油を買収したことで知られている。
1950年代以降の経済成長期には、欧米諸国や日本からの直接投資により発展をみたブラジルであるが、BRICsの一国として経済新興国となった現在は、自国ブラジル企業の海外投資により経済成長を見せつつある。
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