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ブラジル投資
外資系企業によるブラジル投資は、1970年代に活発化した。1950年代から1970年代のブラジルでは、自動車、石油化学、鉄鋼などの基幹産業が発達し、大規模なインフラ整備プロジェクトが着手された。1970年代から、欧米と日本の銀行がブラジルやその他中南米の国に融資を開始することで、ブラジル投資の歴史が始まった。1970年代には2度のオイルショックが発生したが、ブラジルへは外国資本の流入と言う形でブラジル投資がなされており、オイルショックの影響は受けずに、逆に8.5%という経済成長を記録した。
1980年代から、ブラジルは自国での通貨危機など複数の金融危機を経験しているが、近年はBRICsの一員として高い経済成長を見せている。2008年の金融危機以降、経済成長はマイナスとなっているが、アメリカや日本と比較してもブラジルのマイナス幅は小さく、2010年からは再度プラス成長に転ずると見られている。
BRICs諸国の証券投資で比較すると、ブラジル投資は日本企業にとって最も金額が少ない。これは同じBRICs諸国でも、中国とインドの場合には個別銘柄の売買が可能であり、ロシアの場合には投資信託が数種類販売されているが、一方で、ブラジル投資では個別銘柄がなく、投資信託も限定されているからだと考えられる。
しかし、ブラジルの株価指数であるボベスパは、2005年からの3年間で2.5倍にまで上昇しており、ブラジル投資は今後も有望であると見られている。ブラジル投資の場合、先進国での投資と比較すると株価の上下変動は激しいと言えるが、高いリターンも見込める。今後は、中国株やインド株と同様に、ブラジル投資専門の投資信託も増加するのではと言われている。
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