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ブラジル時差
日本とブラジルとの時差は通常12時間であり、これは首都ブラジリア、リオデジャネイロ、サンパウロなどの主要都市との時差である。サマータイム(10月第2日曜から2月第3日曜)には、この時差はマイナス1時間となり、11時間となる。実際にはブラジルは東西に約4,000kmの距離があるため、理論的にはブラジル国内でも4時間のブラジル時差が存在する。
日本とのブラジル時差は一般的に12時間と理解されているように、ブラジル時差、距離ともに日本からは遠い国のイメージがあるが、1908年から1950年代まで約40年間に渡り行われた日本からブラジルへの移民政策により、日本とブラジルは、時差や距離を感じさせない程に密接な関係にある。
日本を含むアジア各国とブラジルとの時差は12時間以上ある一方、北アメリカやヨーロッパとのブラジル時差は日本ほどの開きはなく、北アメリカに関してはブラジルと1〜4時間程度の時差圏にある。このようなブラジル時差が要因の一つとなり、ブラジルの貿易相手国は、中国を除いては、南北アメリカとヨーロッパ諸国が中心である。 1950年代から1970年代前半までは、ブラジルとは12時間以上の時差があるにも関らず多くの日本企業が進出していたが、1980年代のブラジル対外債務危機、そして1990年代の日本でのバブル崩壊以降は、多くの日本企業がブラジルから撤退した。その後は、時差や距離の問題などもあり、ブラジルの経済規模に反して、日本からの企業進出や日本との貿易量はさほど多くはならなかった。しかし、2004年以降はBRICsの一国として注目されるように、ブラジル経済の成長を契機として、日本とブラジルの貿易量は増加する傾向にあり、日本からは自動車・電子部品などが輸出され、ブラジルからは鉄鉱石、アルミニウム、鶏肉などの一次産品が輸入されている。その貿易の増加に伴い、日本企業のブラジル進出も1970年代前半以来の増加傾向にある。
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