ブラジル進出支援TOP > ブラジルの自動車
ブラジルの自動車
ブラジルの自動車は、バイオエタノールを燃料としたフレックス燃料車の割合が2009年には自動車全体の約13.9%まで増加しており、近年、注目を集めている。
1973年のオイルショック以降に、ブラジルの自動車は、ガソリンに代わるバイオエタノールを燃料として走行が出来るように、改良と生産が行われた。2008年の時点で、世界でバイオエタノールとガソリンの混合燃料での走行が可能な自動車を販売している主な国として、ブラジル、米国、スウェーデンが挙げられる。その中でもブラジルの自動車市場におけるフレックス燃料車の普及率が一番高い。
ブラジルは、ポルトガルの植民地時代からサトウキビの栽培が栄えており、サトウキビは砂糖の原料だけでなく、ブラジルの自動車の燃料となるバイオエタノールの原料ともなる。植物から精製されるエタノールは再生可能な自然エネルギーであり、ガソリンに代わる燃料として世界的に注目を集めているだけではなく、燃焼時に出る二酸化炭素の基になる炭素は、植物が光合成の際に外部から吸収したものであるため、地表の二酸化炭素量を増やすものではないという利点も見られる。
有効なエネルギーであるバイオエタノールを利用したブラジルの自動車は、注目を集めている一方で、ブラジルの自動車業界ではバイオエタノールの供給が追いつかなくなっている。ブラジルの自動車の燃料に規定されているガソリンとバイオエタノールの混合義務において、バイオエタノールが25%から20%に下げられるなどの措置が採られている。
- お気に入り登録リンク
- ブラジル進出サービス
- ブラジル関連トピックス