ブラジル進出支援概要

マナウス

マナウスは、ブラジル北部の都市であり、ブラジルアマゾナス州の州都である。マナウスは、アマゾン川河口から西に向かって1,700kmに位置する内陸都市である。また、マナウスは、2009年時点で180万人の人口を有するブラジル・アマゾン地区最大の都市である。

マナウスは、19世紀に天然ゴムの発見とともに開拓され、この時代に建設されたヨーロッパ調の建築が多く残る都市である。マナウスにあるアマゾナス劇場は、イタリア・ルネッサンス様式のオペラハウスであり、内部にはオーストリアの調度品が飾られている。

マナウスは、1967年に免税都市である経済フリーゾーンに指定され、日本からも本田技研工業、ヤマハ発動機などが進出しており、韓国企業やアメリカ企業の工場も多い。

マナウスは、ブラジルの内陸部に位置しており、陸の孤島と言われていた。また、ブラジルの他都市と比較すると道路網の発達が遅れていたこともあり、犯罪者の市街への逃走、また、犯罪者の市内への流入とも困難であった。そのために、ブラジル南東部にあるサンパウロやリオデジャネイロなどの大都市と比較すると、マナウスは、比較的安全な都市とされてきた。

しかし、近年では、近隣諸国からの麻薬取引中継地点となるなど、犯罪が増加している。実際、比較的治安が良いとされてきたマナウスでも、日本とは比較できない程の犯罪が発生しており、18人にひとりの割合で犯罪被害にあっていると言われている。だが、窃盗などは警察へ届けられない例が多く、実際のマナウスの犯罪発生件数は、統計情報より多いと言われている。

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