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ブラジル輸入
ブラジルの輸入ではさまざまな規制があり、ブラジル独自の輸入規制品目としては、ダイヤモンドや乾燥したココヤシの実などが挙げられる。
ダイヤモンドや乾燥したココヤシの実のブラジルへの輸入に関しては、対象国や輸入量の制限をしているが、その他で規制の対象となっているプログラミングされた電子機械の場合では、ビデオポーカー、ビデオビンゴ、スロットマシンなどギャンブルに使用されるものであり、輸入は許可されない。これはブラジルではカジノが禁止されているためである。また玩具に関しては、ブラジル政府機関である「度量衡工業品質規格化研究所 - Instituto Nacional de Metrologia, Normalizacao e Qualidade Industrial (INMETRO)」の信任状を持つ代理企業と契約締結し、証明契約番号が無いとブラジルへの輸入が許可されない。
また、明文化された法律は無いが輸入が認められないケースとして、ブラジルの中古車輸入が挙げられる。ブラジルの中古財輸入を認める法令「91年通達8号」に基づき中古車の輸入を試みても、開発商工省貿易局(MDIC/SECEX)が、輸入を却下する。これは、上記法令が生産財の中古財輸入を前提としており、消費財である中古車の輸入は認めていないからである。
ブラジルの輸入管理システムには、輸入許可を必要としない輸入、自動承認ライセンス形式の輸入、非自動承認ライセンス形式での輸入の3つの形式がある。リース・レンタル対象製品や外国企業の投資目的での現物投資を含む14種類の輸入に関しては輸入の許可が必要ない。自動承認ライセンス形式とは、自動承認に指定されている品目につき、事前の許可無しでブラジルへ製品を輸送し、ブラジルの港や空港の税関で直接ブラジルへの輸入申請することが出来るものであり、開発商工省のウェブサイトで対象品目の確認ができる。一方、中古財や、ブラジルのマナウス・フリーゾーンへの輸入は自動承認されないため、船積み前後に輸入ライセンスを必要としている。ブラジル輸入の自動承認ライセンス形式・非自動承認ライセンス形式対象品目に関しては、開発商工省のウェブサイトで対象品目の確認ができる。
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