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ブラジル通貨
ブラジル通貨の単位はレアルであり、2008年の金融危機以降の1ブラジルレアルは、日本円で約40円程度まで下落した。その後、ブラジル通貨は対円レートベースで緩やかに上昇しつつある。
現在のブラジル通貨であるレアルは、1994年から使用されており、それまでのブラジル通貨はレイス、クルゼイロ、新クルゼイロ、クルザード、新クルザード、クルゼイロ、クルゼイロ・レアル、レアルと変化してきた。1942年にレイスがクルゼイロに変更されてからは幾度もブラジル通貨単位の変更が見られた。これはインフレーション対策のためのデノミネーション(正確にはリデノミネーション)のたびに通貨単位が変更されてきたためである。
1950年代から1970年代にかけてのブラジルは高い経済成長が続いていたために、欧米や日本の銀行がブラジルを始めとする中南米諸国に融資を行った。しかし、1980年代初頭に起きた世界的な金利上昇を契機に、ブラジルなどの中南米諸国はマイナス成長となり、ブラジルへの国内投資が鈍る結果を招いた。また、ブラジル通貨は対外債務負担の増加による公共赤字が増大したために、ブラジル通貨のインフレが加速することとなった。このブラジル通貨のインフレを解消するために、ブラジル政府は1990年代に入り経済改革を進めた。その一環で、ブラジル通貨は1994年にクルゼイロ・レアルからレアルに変更された。その後は1米ドル=1レアルという固定相場制を採用したが、1998年11月のレアル大幅下落と1999年のブラジル通貨危機を契機に、完全変動相場制へと移行している。
1999年のブラジル通貨危機以降は、経済が安定し始め2005年にIMF (国際通貨基金)の支援受入れを止めるまでは、ブラジル通貨であるレアルの為替レートは激しい値動きを見せていた。しかしながら、2005年以降の値動きの幅は小さくなり安定しつつある。
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