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ブラジル経済
BRICsの一国であるブラジルは、自由経済主義を採用している。
2008年のGDPは1兆5,728億ドルを超え、世界第12位を誇り、南半球およびラテンアメリカにおいては第1位である。ブラジル経済は、南アメリカで生産される鉱工業の約60%を担っており、一方、農業も盛んである。農業は、過去20年間のブラジル経済において最も発展を遂げた分野である。
ブラジル経済は、建国以来イギリス、アメリカ、日本などの先進国からの重債務を抱えていたが、1990年代以降のインフレの安定や、発展途上国に対する貿易拡大などブラジル経済を安定させる要素もあり、2007年には国際通貨基金への債務を完済するに至った。ブラジルは、このような経済状況の改善もあり、ロシア、中国、インドと供にBRICsと呼ばれるようになった。
ブラジル経済は伝統的に第一次産業に依存してきた。その背景には、ポルトガルが植民地であるブラジルを、1930年代まで原料供給地として扱ってきたことが挙げられる。しかし、1970年代には工業化が進み、ブラジル経済の一角を担うにまでに成長した。1990年には、インフレ対策によって国内金融の安定化が図られた。近年では、ブラジル経済はBRICsの一角として注目されており、輸出の拡大に見る貿易の成長がその発展の要因であると言われている。ブラジル経済の貿易依存度は、1994年には15%であったが2003年には25%まで拡大した。
2008年の金融危機により、ブラジル経済はGDP成長率の落ち込みを見せており、2009年にはマイナス1.3%だと言われている。しかし、これは一時的なものであり、2010年にはその回復が見込まれている。2050年には、ブラジル経済はGDPにおいて世界第5位まで躍進すると予想されている。
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